環境が人をつくる
- 2015.08.19 Wednesday
- 19:12
タイのバンコクにドリファンという会社がある。
バンコクでの飲食店展開やコンサルティングを目的として設立した会社だ。
この会社の取締役である城田くんはバンコクへ来てもうすぐ3年になる。
もともと、弊社の飲食店にアルバイトとして採用され、そこから地道に努力を重ね、
我々の夢であった海外での飲食店経営を実現させた張本人である。
やはり環境は人を育てると言われているように、全く知らない土地、海外の異文化での事業展開は想像以上に厄介であり
いろいろと問題が絶えないが、現地責任者として、会社の社長業のようなことをしている。
結局、いろいろな問題点が出てきた時、それを人のせい、国のせい、本社のせい、環境のせい、その他、矢印を自分の外側に向け、その問題点を何か自分以外のものに向けるのではなく、すべて自分自身に向けて考えることが、もっとも成長している要因だろう。
成長を阻害する要因はのもっとも大きな物は「他責の念」、すべて人のせいにしていれば、自分自身は力のないことや出来ていないことを知ることがないので自分に自信のない人などは往々にしてそのような考え方に陥りやすいものだが彼は違う。
国が違うということは、文化が違い、ものの考え方もすべて違う。また、その違いを修正するために、自分の気持ちを相手に伝えることも、言語の壁があり、簡単ではない。
でも困難なことががあった時、彼が常に言い続けていたことがある。
「俺たちが好きでここの地にやってきてビジネスをさせてもらっているんだ。タイ人から頼まれて、ここに来たわけではない。だから、タイ人のせいにしたり、タイの国のせいにしたりするのは間違っていると思うんです。すべては自分の意思でやってきたわけだから。」
そういった気持ちをもって腹を括って様々な困難を乗り越え続けて来たからこそ、このような精神力が生まれたのだと思う。
そういった意味では、会社内によりよい環境を作り上げることは日本でも外国でも変わらず、一番大事なことなんだと思う。
そんなことを城田くんに気づかせてもらいました!
バンコクの店舗も全然私たちの理想の店舗像には程遠く、まだまだばかりですが、これからも一つ一つ乗り越えていきます!
正田進